源氏物語  登場人物と小見出し

夕顔・登場人物

   
名称よみかた役柄と他の呼称
光る源氏ひかるげんじ十七歳 参議兼近衛中将---(呼称)君・帝の御子。
夕顔ゆうがお故三位中将の娘、頭中将の愛人---(呼称)女・常夏・女君。
六条御息所ろくじょうのみやすんどころ故東宮の妃、源氏の愛人---(呼称)六条わたり・女。
空蝉うつせみ故中納言兼衛門督の娘、伊予介の後妻---(呼称)北の方・女房。
軒端荻のきばのおぎ伊予介の娘、紀伊守の兄妹---(呼称)片つ方人・娘。
頭中将とうのちゅうじょう左大臣の嫡男、源氏の妻葵の上の兄 蔵人頭兼近衛中将---(呼称)頭中将・中将殿・君・中将・頭の君大夫。
惟光これみつ大弐乳母の子、源氏の乳兄弟---(呼称)惟光・大夫。
伊予介いよのすけ空蝉の夫---(呼称)伊予介・伊予。
右近うこん夕顔の乳母の子---(呼称)右近・右近の君・女。

夕顔・見出し区分

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4.1 源氏、五条の大弐乳母を見舞う
六条わたりの御忍び歩きのころ、内裏よりまかでたまふ中宿に、大弐の乳母のいたくわづらひて尼になりにける、とぶらはむとて、五条なる家尋ねておはしたり。
4. 2 数日後、夕顔の宿の報告
惟光、日頃ありて参れり。
4. 3 空蝉の夫、伊予国から上京す
さて、かの空蝉のあさましくつれなきを、この世の人には違ひて思すに、おいらかならましかば、心苦しき過ちにてもやみぬべきを、いとねたく、負けてやみなむを、心にかからぬ折なし。
4. 4 霧深き朝帰りの物語
秋にもなりぬ。人やりならず、心づくしに思し乱るることどもありて、大殿には、絶え間置きつつ、恨めしくのみ思ひ聞こえたまへり。
4. 5 源氏、夕顔の宿に忍び通う
まことや、かの惟光が預かりのかいま見は、いとよく案内見とりて申す。
4. 6 八月十五夜の逢瀬
君も、「かくうらなくたゆめてはひ隠れなば、いづこをはかりとか、我も尋ねむ。・・・
4. 7 なにがしの院に移る
いさよふ月に、ゆくりなくあくがれむことを、女は思ひやすらひ、とかくのたまふほど、にはかに雲隠れて、明け行く空いとをかし。
4. 8 夜半、もののけ現われる
宵過ぐるほど、すこし寝入りたまへるに、御枕上に、いとをかしげなる女ゐて、・・・
4. 9 源氏、二条院に帰る
からうして、惟光朝臣参れり。
4.10 十七日夜、夕顔の葬送
日暮れて、惟光参れり。かかる穢らひありとのたまひて、参る人びとも、皆立ちながらまかづれば、人しげからず。
4.11 忌み明ける
九月二十日のほどにぞ、おこたり果てたまひて、いといたく面痩せたまへれど、なかなか、いみじくなまめかしくて、ながめがちに、ねをのみ泣きたまふ。見たてまつりとがむる人もありて、「御物の怪なめり」など言ふもあり。
4.12 紀伊守邸の女たちと和歌の贈答
かの、伊予の家の小君、参る折あれど、ことにありしやうなる言伝てもしたまはねば、憂しと思し果てにけるを、いとほしと思ふに、かくわづらひたまふを聞きて、さすがにうち嘆きけり。
4.13 四十九日忌の法要
かの人の四十九日、忍びて比叡の法華堂にて、事そがず、装束よりはじめて、さるべきものども、こまかに、誦経などせさせたまひぬ。経、仏の飾りまでおろかならず、惟光が兄の阿闍梨、いと尊き人にて、二なうしけり。
4.14 空蝉、伊予国に下る
伊予介、神無月の朔日ごろに下る。女房の下らむにとて、たむけ心ことにせさせたまふ。

※ このページは、渋谷栄一氏の源氏物語の世界によっています。人物の紹介、見出し区分等すべて、氏のサイトからいただき、そのまま載せました。ただし章分けは省略しました。氏の驚くべき労作に感謝します。

公開日2017年2月28日