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源氏 18才
源氏は、瘧病をわずらい、霊験あるとされる聖のいる北山に行く。そこで、ある僧都の庵室にやはり病気治癒を祈願して身を寄せていた尼君(僧都の妹)と出会う。そこに十歳くらいの孫娘がいた。源氏は一目見てその美しい少女を見そめる。少女は源氏が慕っていた藤壺にとても似ていた。その少女は藤壺の姪に当たり、尼君の亡くなった娘の処に兵部卿(藤壺の兄)が通っていたときの子であった。
源氏は少女を世話をしたいと尼君に申し出るが、まだ幼すぎるとして、断られる。京の邸宅に戻った後、尼君はまもなく亡くなった。しかし、死に際に、尼君は少女の後見を源氏に託した。少女は、父の宮邸に引き取られることになるが、その前日源氏は少女を乳母の少納言と共に、二条の自邸に連れ去る。
一方、源氏は恋いこがれている藤壺が里帰りした時、王命婦の手引きで藤壺と夢のような契りを交わす。藤壺は懐妊する。
※ このページは、渋谷栄一氏の源氏物語の世界によっています。章分け、登場人物等すべて、氏のサイトからいただき、そのまま載せました。ただしあらすじは自前。氏の驚くべき労作に感謝します。
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