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源氏 18~19歳
秋の紅葉賀に続き、二月には桜花の宴が開かれた。そこでは、舞いを舞い、詩文を作って、遊ぶのであったが、そこでも源氏の秀でた天与の才は抜きんでていた。その夜、内裏の奥の藤壺のいる辺りをさ迷っていると、「朧月夜に似るものぞなき」とうたいながら来る女に出会う。誰とも知らず契るが、女も源氏を憎からず思った。どこの女かわからなかったが、三月になり右大臣邸で藤の花の宴が開かれて、源氏も招待され、そこで女と再会した。それは右大臣の娘、弘徽殿女御の妹だった。しかもその春、東宮に入内予定だった。女は、有明の君または朧月夜と呼ばれる。
※ このページは、渋谷栄一氏の源氏物語の世界によっています。人物の紹介、見出し区分等すべて、氏のサイトからいただき、そのまま載せました。ただしあらすじは自前。氏の驚くべき労作に感謝します。
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