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夕霧は、柏木の親友として、後の面倒を見ようとしている。朱雀院の子の女二の宮と、御息所が残された。御息所は病がちで、修行僧が山を下りやすく、祈祷に便利なように、二の宮ととに小野の山荘に移った。夕霧は二の宮の後見人のように思って、二人を訪問するのだった。また御息所に承認をもらおうとも思っていた。病の中で、御息所は夕霧に後見を託そうと心迷う時があり、一度その種の返事をした。
御息所は、あっけなく亡くなった。
落葉の宮は喪中で無理を通そうとして迫る夕霧を嫌がって、塗籠に籠ってしまうのだった。
日を改めて、夕霧は訪問し、女房の出入り口から塗籠に入り、思いを遂げ、契りをはたすのだった。
雲居の雁は、嫉妬に駆られ、実家に帰ってしまった。
名称 | よみかた | 役柄と他の呼称 |
光る源氏 | ひかるげんじ | 呼称----六条の院・院、五十歳 |
朱雀院 | すざくいん | 呼称---山の帝・院、源氏の兄 |
女三の宮 | おんなさんのみや | 呼称---入道の姫宮・宮、源氏の正妻 |
夕霧 | ゆうぎり | 呼称---大将の君・大将・男君・君、源氏の長男 |
雲居雁 | くもいのかり | 呼称---北の方・三条殿・三条の姫君・三条の君・大殿の君・女君・母君・上、夕霧大将の北の方 |
落葉宮 | おちばのみや | 呼称---一条の宮・宮・女、朱雀院の女二の宮 |
一条御息所 | いちじょうのみやすどころ | 呼称---御息所・上・故御息所・故上・亡き人、朱雀院更衣、落葉宮の母 |
※ このページは、渋谷栄一氏の源氏物語の世界によっています。人物の紹介、見出し区分等すべて、氏のサイトからいただき、そのまま載せました。ただしあらすじは自前。氏の驚くべき労作に感謝します。
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