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薫は、叡山の根本中堂に経仏を供養して、その足で横川に寄り、僧都にあって、直に浮舟の発見された様子やz出家に至った経緯を、直接僧都の口から聞くのだった。僧都は薫の気配を察して、出家させたことを後悔するのだった。薫は僧都に小野の山荘に案内してくれるよう頼んだが、僧都は 僧都はそれをやんわり断り、代わりに、浮舟に文を送って薫が来たことを知らせ、その中で還俗を勧めるのだった。
薫は弟の小君を使いに出して、文を持たせたが、浮舟は小君に逢おうともしなかった。
小君は会うこともできず、空しく帰るのだった。
源氏物語はここで終わる。しりきれとんぼの感がする。
名称 | よみかた | 役柄と他の呼称 |
薫 | かおる | 呼称---大将殿・殿、源氏の子 |
女一の宮 | おんないちのみや | 呼称---一品の宮、今上帝の第一内親王 |
浮舟 | うきふね | 呼称---入道の姫君・姫君、八の宮の三女 |
中将の君 | ちゅうじょうのきみ | 呼称---親・母、浮舟の母 |
小君 | こぎみ | 呼称---小君・御弟の童・童、浮舟の異父弟 |
母尼 | ははのあま | 呼称---朽尼、横川僧都の母母 |
横川僧都 | よかわのそうず | 呼称---僧都 |
妹尼 | いもうとのあま | 呼称---故衛門督の北の方・尼君・妹・主人、横川僧都の妹 |
※ このページは、渋谷栄一氏の源氏物語の世界によっています。人物の紹介、見出し区分等すべて、氏のサイトからいただき、そのまま載せました。ただしあらすじは自前。氏の驚くべき労作に感謝します。
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