日の下で

休みの日 朝九時に
海老名図書館に行って席を確保し 
コーヒーを注文し
源氏物語を開く

今日読む範囲を一読して
注釈を読み 
訳にあたり 
時に辞書を引き
一語一句がおおよそわかるようになったら
また原文に戻って
ようやく現代文に書き下ろしてみる

先を急がない
パスカルが言うように
— あまり早く読んでもあまりゆっくりでも
何もわからない—
その前に置かれたのも未知の言葉
— 二つの無限 中間—

日の下で
今 生きているのは源氏を読むためか

日の下で
毎日 生きているのは・・・

平成二十九年十一月
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