今月の言葉抄  2006年4月

両忘(りょうぼう)

禅では、両忘ということがいわれる。たとえば喜怒哀楽というが、怒だけ忘れてもだめ、喜だけ忘れてもだめ、 その両方忘れなさいと言うことです。これが禅の極意と言われています。

鎌倉五山浄智寺住職朝比奈○○師の話

平成18年4月22日(土)深夜のNHK総合テレビで、鎌倉五山四位の浄智寺住職朝比奈○○師を 熊沢曜子という若いグラビア女優が訪問し、自分が悩んでいることを聞いてもらう放送があった。 師は彼女の話をよく聞いてアドバイスをしていたが、一言話をしたのがこの言葉です。
師は会社勤めをした後、55歳で得度したそうです。優しそうな顔立ち、話し振りは、 禅の師家になってもやはりその人の持って生まれた生来の性格がでるのだなあと思った。(管理人)

更新2006年4月25日