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死は無になることではない

およそ五年前、私は『私の遺書』(新潮文庫)という題のメッセージを書いた。私は五十二歳から二十年にわたって、いわゆる超常現象と呼ばれている現象を経験し、それによって得たことをこの世への私の遺言として遺したい、遺さねば、という気持ちだったのだ。

その経験で私が知ったことは、

  • 極めて大ざっぱにいうと、ざっとそういうことを二十年の辛酸によって私は学習したのである。

    そうして改めて思ったことは、これはうかうか生きてはいられないぞ、ということだった。さんざんこの世で苦しい思いをして、やっと(というのもヘンだが)死んだと思ったら、へたをするとあの世へは入れずにこの世(三次元世界)とあの世(四次元世界)の間でうろうろさまよわなければならない。そうしてさまよっていると相性のいい(?)低い波動の持主がやってくる。シメタと思うかどうかはわからないが、波動が合うので引き寄せられようにとりいてしまう。とりかれた人は人格が変わってしまうので、まわりが驚いて霊能者にはらってもらう。祓われた霊は仕方なく離れるが、離れてくれても、その人(憑かれていた人)の波動が低いままだと、また戻ってくる。

    すると、「あの霊能力者は金ばっかりとって、何の役にも立たなかった」といって怒ることが多い。しかし怒るのは間違っている。その人が波動を上げようと努力しないでいるのが悪いのである。

    未浄化霊や悪霊が憑依するのは、その人の波動が低いことが原因である。低い波動は同じ低さの波動と惹き合う。高い波動の持主に未浄化霊は憑依しない。波動が合わないので、憑依できないのだ。

    『老兵の進軍ラッパ』佐藤愛子著 『人間の煩悩』
       

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    公開日2021年10月28日